まぶログ

脱サラ、移住、起業、地域活性化、まぶログのリアルな体験記

ゴーシ魂

夏目漱石の「こころ」を思い出すとイメージしやすかった。

こころの中には魂と情感が含まれている。

※詳しくは「魂の燃焼へ」をご覧下さい↓

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魂とは人類共有の「考え方」みたいなもので
「人は殺してはいけませんよ」とか「弱いものはいじめてはいけません」
といった人類の叡智のようなもの。

 日本で言えば「お天道様がみているよ」とか「忠義を重んじる武士道」
とかが日本社会全体が大切にしてきた共有の魂だろう。

 

一方で情感は人間一人一人が持つ固有のもので
満月を見てある人は「キレイ」だと思うかもしれないし
「はかない」と悲しくなるかもしれない。

 

「こころ」の中でお嬢さんに恋をした「K」は
「精神的に向上しないものは馬鹿だ」という魂を
自らの純粋無垢な「情感」が故に、受け入れ、
それを自分の中で燃焼させた結果、
自殺という道を選んでしまったのだろう。

 

他の人の情感なら
「恋によって精神的に向上できる」と思うかもしれないし
そもそも「別に気楽に生きていけば良いじゃん」とその魂(≒考え方)に
感応すらしないかもしれない。


つまり、素晴らしい考え方に出会う機会は
誰にでもあるんだけど、それを受け入れるかどうかは
個人の情感次第なので、そもそも素晴らしいとも感じないかもしれない。

だけど間違いないことは、
自分という人間のこころは自分一人のものではなく、
家族はもちろん今まで出会った仲間や恩師、先人の生き様が
あって初めて出来上がったものだということだ。


僕という人間のこころは

「誰もやっていないことに挑戦する」
「目の前の人を全力で喜ばす」

という大学の研究室に漂っていた「魂」を
「それ、なんかワクワクする」と
僕の情感が受け入れたことから出来上がってきた。

それは古くは母校の修猷館に漂っていた修猷魂しかり
西郷さんや頭山満中村天風弘法大師空海の本を読むたびに
「武士道」や「世のため人のため」「宇宙の分け御霊」
といった魂を、僕の情感は受け止めようとする。


一方で

「楽して儲けよう」「メンドクサイことして働きたくない」
「今が楽しければハッピー」
「金さえあれば、結果さえ出せば、社会的に認知されていれば、昔の固定概念にとらわれない自由な発想ならば、SNSで汚い言葉を使って罵り合っても構わない」

なんて考え方は、僕の情感は一切受け付けない。

それは僕固有のものだから、他の誰がどうかとか関係ない。

先人が大切にしてきた魂を僕の情感が受け止め
燃やすからこと、宇宙で一つだけの固有なこころとなり価値が出るのだと思う。

地魚BANKで実現したい根源的な想いは
何も目新しいことではない。

糸島の漁師が長年大切にしてきた魂そのものだからだ。

だけどその魂を僕や会員様の情感が受け止め、
みんなが燃焼させることが出来た瞬間に
後世にも残るような素晴らしい価値が生まれるのだと思う。

誰しもが受け入れてくれるとは思っていません。

だけど少しでも皆さんの情感が受け止めてくれるのなら
力を貸して頂けると、こんなに嬉しいことはございません。

 https://readyfor.jp/projects/zizakana-bank