まぶログ

脱サラ、移住、起業、地域活性化、まぶログのリアルな体験記

地魚BANK的には新型コロナウィルスは逆にチャンスだと本気で思っている

新型コロナウィルス。

未だ感染者が出ていない糸島でさえ
マスクが無くなったりトイレットペーパーが無くなったりと
戦々恐々としています。

そんな中、さらなる感染者を食い止めようと
大変なリスクを負いながらも
対応されている方には本当に頭が下がります。

一方で、日々の商売に影響が出始めているのも事実です。

来客数の減少、予約のキャンセル、イベントの中止。

12月頃から
消費税増税の影響がじわりじわりと
来ていたところにコロナ。

今後どこまで冷え込むか見通せない状況ですが
そもそも弊社は飲食大不況の東北大震災の年に
起業しているので、良い意味で楽観的です。

むしろこれは逆にチャンスだと本気で思っています。


何故なら、今回の騒動を受け、

グローバル化に歯止めがかかってローカルに目を向けざるを得ない」

と思うからです。

人、物、金、情報、
あらゆるものが世界中を飛び回ってきた
グローバル化の結果、コントロール不能な状況に陥り
全ての社会システムが機能不全になりました。

インバウンド政策も転換せざるを得ないでしょう。
いい加減そのリスクを本気で考えない程、人類は愚かでは無いはず。

先日放送された
NHKのプロフェッショナルで
楽天三木谷社長

「日本人は内需で満足してしまっている」

ことに危機感を覚えていると話されてました。

GAFAに代表されるような
アメリカ的ビジネスの視点からみると
大変勇ましく

「よっしゃ俺もやったるぞ!」

と私自身も奮い立つものがありました。

しかし一方でそもそも日本的な商売は

「和をもって貴しとなす」

というように人を蹴落としてまでも、
自分の商売を広げようとすることを
良しとしてきませんでした。

江戸時代までは
自分の商売が大きくなれば
「のれん分け」をして過度に大きくなることを
制限するのは普通のことだったと聞いています。

顔が見える範囲、責任が取れる範囲で商売をして
それで十分に事足りていたのです。

マスクは一人一箱あれば十分足りるのに
誰かが「もっともっと」と欲を広げ過ぎた結果、
社会全体が不幸になっている今のこの状況は
そのことを思い出させてくれるはずです。

今、志摩の海鮮丼屋や駅前のバルは
常連様に支えて頂いております。

昨晩は雨だったしコロナだし心配してましたが
お陰様で昨日駅前のバルは満員御礼でした。

ふと思い返すとお越し下さった
お客様全員のお顔とお名前が一致します。

お客様同士も「久しぶり~」みたいな感じ。


今日の志摩の海鮮丼屋は、普段より2割程売り上げが少なかったです。

それでも、ランチ、モーニングそれぞれ
二日連続でお越し頂いたり「こんな時だけど頑張ってね」と
本当に温かいお言葉を頂いております。


そういった意味では
新型コロナウィルスは目の前の大切な人や
身の回りに眠っている価値に
目を向ける良いきっかけを与えてくれるはずです。


オープンでコントロール不能な世界よりも
クローズドで制限された中で、果てしなく深い宇宙。

少なくとも
地魚BANKがこれから提供しようとしている商品・サービスは
「不特定多数」の方にお届けするのではなく、
「特定の十分な数」の方にお届けすることを考えています。

まずは今年中に会員様を1,000名様集めたいです。
但しそれはあくまで手段であって目的ではありません。
https://www.zizakanabank.com/

(写真はタイ網漁が禁漁期間中の糸島では希少な桜鯛)

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