まぶログ

脱サラ、移住、起業、地域活性化、まぶログのリアルな体験記

駅前のバル8周年に想うChatGPTと人間の向き合い方

323日(木)お陰様で

駅前のバルは8周年を

向かえることが出来ました。

 

サプライズで「じざかなかま」がお祝いに

お店に駆けつけて下さったのですが

実は当日の朝の仕入れの際に漁師さんから

 

「馬淵くん今日夜なんかあるんやろ?俺忙しかけんあんま行きたくないっちゃんね~」

 

【サプライズを先にバラしてしかも参加者が乗り気じゃない】

という逆サプライズもして頂き、感無量でした。

 

気の置けないじざかなかまとの時間、

大半はKさんとFさんによるバカ話ばかりなのですが

突然深い話が始まったりするから面白い。

 

あえてテーマを付けるとすれば

 

「ローカルにおける富の分配方法の実例」

「魚の生息環境の変化に伴うインテリジェンスの向上と漁獲への影響」

 

のように書けばそれらしく聞こえる、

経験と実践に基づいた破壊的に面白いエピソードの数々。

(クセの強い糸島弁にも和かに応えて下さるニックさん)

中でも一番盛り上がったのが

現在急成長中のAIサービスChatGPTについて。

 

「そげなサービスがあったら益々仕事が無くなって人間要らんくなるやん」

「お前の代わりげなAIがすぐできるやろうたい」

AIには俺の笑いのセンスは越えられん!」

 

そんな中で浮かんだ命題は

 

「これからの社会で人間を人間たらしめるものは何か」

 

ということではないかと思い、

僕が話したのはゼロイチの話。

 

膨大なビックデータを元に

ディープラーニングさせて

最適解を瞬時に導くことが得意なAI

全く何も無いゼロの状況からイチを産み出す

ことは「今のところ」出来ない。

AIを事業領域にもつ

あるIT会社を経営されてる先輩から

以前聞いたウケウリの話をしただけなのですが

自分で話しておきながらふと思ったのです。

 

そもそも今の世の中に

ゼロの状態のものがどれだけあるのかと。

 

むしろそのゼロを作り出すことそのものが

人間にしか出来ないことではないでしょうか。

 

最近何かと話題の経済科学者がある

youtube番組で

 

「それを選べば自己に不利益だから、明らかに辞めた方が良いのに、新しい社会を作るために、自らそれを選ぶ武士性」

 

の重要性について語っていました。

 

すなわちロジカルに考えれば

それまで積み上げてきたものに

ひたすら足して行く方が良いに

決まってるのに

あえてそれらをゼロに出来る勇気こそ、

これからの社会に生きる人間に

求められるのでは無いかと。

 

そこで大切なことは、

ゼロからまた積み上げられるかどうかは

もはや結果論で、上がろうが下がろうが知ったことでは無いということ。

 

そういうある種のクレイジーさこそが

人間にしか出来ないコトとして

残っていくように思えて仕方ないのです。

 

聞けば100人中100人、100AI100AINOという判断にどれだけ抗えるか。

 

僕にとって、じざかなかまは

そんな挑戦を肯定してくれる懐の深い仲間。

 

ということで9年目は良い意味で

積み上げたものをぶっ壊して参りたいと思います。