まぶログ

脱サラ、移住、起業、地域活性化、まぶログのリアルな体験記

地魚BANKと産み出すローカルイノベーション

昨日は九州大学でお話する機会を頂きました。

駅前のバル常連様のある先生に

「学生に地魚BANKについて話して下さい」

とお店でご依頼頂き
全然良いっすよ~と安請け合いしたのですが
蓋を開けてビックリ。

「新たなエネルギービジネスのアイディア創出とビジネスモデル構築合同研修」
(兼 水素エネルギーシステム専攻『技術マネジメント』)

水素エネルギー関連で世界最先端の研究が行われている
九大工学部水素研の皆様と九大ビジネススクール様とのコラボ研修。

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この講義での基調講演を頼まれてしまいました・・・

しかも私の前には
エネルギー分野のベンチャービジネスファンド?
グローバルビジネスヘッド?錚々たるご経歴の方
が東京、オランダからオンラインで講義。

その後、

リアル講義で、

地魚と私・・・

そして講義の後、学生達はグループワークで
ビジネスプランを練るという・・・

だ、大丈夫か??

いや違う。

こういう展開でこそオレは燃える男だったはずだ・・・!!

私のテーマは

「地魚BANKと産み出すローカルイノベーション

いやぁ燃えましたね。

久しぶりにアドレナリンが出ました。

みっちり1時間超、自分の持てるもの全てを置いてきたつもりです。

本当なら、そのまま残ってワークにも参加する予定でしたが
早々に九大を後にして高速で博多へ。

コロナで延期になっていたスタッフの結婚式に参加しました。

12時半からの披露宴、九大から会場到着したのは12時27分!ギリギリ!

いやぁ久しぶりに焦りましたね。

絶対に間に合わないと行けない戦い。

光栄なことに、乾杯の挨拶を頼まれていたので・・・

安全にぶっ飛ばして何とか間に合ったと
早速乾杯の挨拶。

他のスタッフからは「くれぐれも短めに」
と言われておりました。

結婚式のスピーチ、余興、数多くの修羅場を潜って参りましたが
実は乾杯の挨拶は初めて。

ですのでシンプルに言おうと思っていたのですが・・・

同じテーブルの加茂さ〇から

「馬淵、分かっとるやろうな」

と悪魔のささやき。

正にご指名を受け、席を立った瞬間にそんなこと言われたら、、

やるしかない!

そこでとっさに浮かんでしまったネタは

博多華丸・大吉

博多の古い諺

えぇスベりましたよ。

シーンどころかキーンって音がするくらい、スベりました。

せめて加茂さんとのりりんさんは笑ってくれるかと思ったら全然笑ってない・・・

それでもめげずに勇気を持って乾杯させて頂きました、、

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笑顔一杯、幸せオーラ全開の素晴らしい式でした!

夜は駅前のバル。

僕を講義に招いてくれた先生が
わざわざお店にお越し下さいました。

「馬淵さんの話、最高でしたよ。学生達も喜んでましたし、その後のディスカッションも盛り上がりました」

おぉ・・・
嬉しすぎる・・・
乾杯の挨拶でスベったのが一気に吹き飛びました。。

ちなみに僕がローカルイノベーションを起こすために
必要だと思うこととしてお伝えしたのは

①作用反作用の法則を打ち破る0.0000001ニュートンの力

②地域からの信用

③「目標達成型」と「天命追求型」

自分達がローカルイノベーションを起こしているなんて
とても思えませんしそれを目的とすることはこれから先もありませんが
もしローカルでイノベーションが起こるとすれば、
上記の3つは必須だと考えます。

そして講義の最後には僕が大切にしている

「知性は勇気のしもべである」

という言葉を紹介させて頂きました。

最先端の技術やビジネスの世界には馴染まないと思ったのですが

「ちょうど昨日東大生とのオンライン講義でその話をしたんですよ!」

と、ある先生からも賛同頂きました。

どんなに素晴らしい知性を持って
考えられたビジネスプランや技術でも
勇気を前に臆すれば、
誰かを喜ばすことなんて絶対に不可能だと思います。

安定やノーリスクが当然のように最善だと
叫ばれている中、例え小さな一歩でも
勇気ある挑戦こそが、人間を人間たらしめると思えて
仕方が無い今日この頃。

そう、乾杯の挨拶だって勇気をボケようじゃないか!笑

いつか昨日の参加者の方のどなたかと一緒に
仕事が出来る日が来たら、そんなに仕合わせなことはありません。