まぶログ

脱サラ、移住、起業、地域活性化、まぶログのリアルな体験記

【修猷館高校SYC研修】生徒からの感想

先月実施した母校の生徒達を対象にしたフィールドワーク。

感想が届きました。

  • 今回の講座(テーマ「漁業」)から、どのようなことを学びましたか?

・漁村を見学したり、地域の方のお話を聞いたりする中で、地域を発展させていくには地元への大きな愛と成功させようという意志が大切だと感じました。今回初めてSYCに参加して実際に現場を知ることが大切だと思いました。地域の風を感じ、声を聞くことで自分考えが広がったり、固定観念が少しずつ打ち壊されていくような感覚でした。稲荷神社で伺った話の中で特に「0.00000001N」の力で行動出来るという言葉が印象に残りました。物事は常に作用・反作用で成り立っていて「それ」をやりたいという作用とやりたくないという反作用が釣り合っている。しかし、もし0.00000001Nの作用の力を加えることが出来たならやりたい方向に進めることができるというのが馬淵さんの考えでした。

・まず、今回はじめてカキを食べて貝類に苦手意識があったから心配だったけど、とても美味しくてびっくりしました。次は家族と一緒に糸島の牡蠣小屋に行ってみたいなと思いました。糸島の漁村を歩いているとき、魚村そのものから歴史を感じることが出来ました。色々なところで育ててあるイヌツゲ、醤油の良い香りがする醤油工場、ひっそりとした神社など歩いているだけで新しい経験ができて良かったです。また歩いている中で出会う人達全員が馬淵さんと親しそうに話していて、信頼されている人は格好いいなと思いました。馬淵さんの話の中でも信頼関係を築くことは大切だと仰っていて1から起業するときは周りの人との関係を上手く築いていくことが将来大きな糧となるのであろうと気付きました。

・漁村を歩いて回る中で馬淵さんが色々な方に声をかけられ、かけていてそういう町の雰囲気がとても温かく、すごく好きでした。そんな風に町の人から信頼されるのはとても難しいことだと思いますが、それをコツコツ積み上げてきた馬淵さんの努力の結晶だと思いました。ワイナリーなど自分で色々考え出てきたアイデアや感想をすぐに行動に移して実行していく行動力に驚きました。また、考えたものがすぐにはできなくても巡り巡って出来るようになる。偶然と言えそうなことですが、自分がしてきたことが必然的にそのことに繋がっていくのではないかと思いました。私もこれから積極的な姿勢を心がけたいです。

・私が今回の講座を通して学んだことは「信頼」が如何に大切であるかということだ。馬淵さんは海鮮丼のお店を開いたり、ワイナリー事業を始めたりと幅広く仕事をされている。もちろんそのような仕事を一人ですることはできない。「人の助け」があってこそ実際に行動することができる。では人の助けを得るにはどうすればよいか。そう考えてきたときに「信頼」という言葉が浮かんできた。漁村のように狭く深いコミュニティの中では互いに助け合って生きていなければならない。そのようなときに「信頼」というのは必要条件だ。そしてその信頼を築いていくのはその人の「人となり」だと考える。馬淵さんは座談会で「自分自身のことはとてもつまらん人間だと思って、他の人を切り離すようなことをしないように最近意識している」と。私はこの言葉に感銘を受けた。「この人は自分とは合わないから」といって関わらないような生き方をしていては、人間味に溢れた大人になることはできない。様々な人との交流を通して色々な経験をすることでその人自身の人間性がより熟し、結果的に「信頼」を勝ち取るのだろう。私はこれからの人生出会っていく人達と可能な限り交流をして「人間としての味」が濃い大人になっていきたい。

  • あなたの「心のエンジン」は、どのように駆動しましたか?

・今回馬淵さんのお話を聞いてまず思ったことは、行動力がすごいということです。新しいことをいくつもすることは結構勇気がいることだと私は思います。現場のことは現場の人にしか分からないと思うので途中から入っていくのは尚更難しいことだと思います。私はいつも失敗したときのことを考えてしまうので馬淵さんの「ネガティブをポジティブに変える」ところを見習いたいと思います。また高校生のときに将来の夢が無くても不安になり過ぎることはないんだという勇気を貰えました。周りの人は夢を持っている人も多くて焦ってしまっていたけど、今は色んな業種に触れて本当にしたいことは何なのか見極めていきたいと思います。そして人と関わるときは深くまで知ろうとする姿勢を私も大切にしていきたいと思います。

・今回のSYCで感じたことは「地元を盛り上げようとする地元愛」でした。自分が育った地元のためにここまで活動できるなんて・・・と、とても感銘を受けました。しかもその行動力に地元の人達が巻き込まれて一緒になって地元を盛り上げている姿はとても凄かったです。私も自分が産まれ育った地元は大好きなので、将来小さなことでも何か貢献したいと思います。また、馬淵さんのように何でも話せる心を許した友達を作りたいと思いました。松崎さんと馬淵さん二人の間には、言葉では言い表せない絆が感じられました。そんな関係が築けるのも2人が同じ目標をもっていて、それに対する高い志があるからだと思いました。今、たくさんの個性豊かな仲間が近くにいること、手を差し伸べて下さる先生方と出会えたこと、普通の高校生ではあまり学べないようなことを常に学べる修猷館に入れたこと、全てが恵まれていると実感しました。

・馬淵さんのお話の中で「天命追求型」と「目標達成型」の話があった。ちなみに私は後者だ。(中略)目標達成型の良いところは最短コースでその夢が達成できる。その一方で回り道しないと手に入れられないような大切な何かを見逃しているいるような気にもなった。(中略)だから今回の講座を通して最短コースじゃなくて、少し遠回りしていくのも面白いだろうなと思った。


我が後輩ながら、本当に良く聴いてくれてますね・・・

母校の後輩と恩師を前に僕が糸島に来てから
一番古い付き合いの松崎治久さんと、
そして松末稲荷神社のお宮の中でのフリートーク

今まで一番、素の自分と言いますか
本当に気持ち良く(好き勝手に)お話させて頂きました。

ただ天命追求型と目標達成型の話には続きがあります。

天命追求型であっても、目の前の小さな目標が達成出来るように
必死に頑張らないといけないし
目標達成型だって、自力だけには限界があって
天命に委ねる場面が絶対にあるから
決して全て自分の思うとおりにはならないからこそ
義理や人情が大切・・・

と、未だ未だ話し足らないこともありましたが
当時の自分がそうであったように
周りの人が明確な夢持って頑張ってると
焦ってしまったり卑下してしまったりするんだけど
焦らなくて良いよというのは、伝わったようです。

夢が無いなんて最高じゃないか。
無いならこれから何だってなれるんだから。
まず、夢を持ってる仲間を応援してみよう。

ともあれ、
私の垂直を引き出してくれた松崎さんに大感謝。

我らながら、今まで一番、お互い腑に落ちる話が
出来たのではないかと思っています。

いつか焚き火を囲みながら、色んな仲間と語り合いたいな。

※写真は先日ご来店頂いた母校の先生形。W杯ドイツ戦の立ち上がりくらい、もの凄い「圧」を感じました・・・

ついでに10年前にお越し頂いたときの写真も。本当に有難いことです。