まぶログ

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空海は生きている!③ 「積極心~変わり続けることを変えない~」

高野山金剛峯寺の門には豊臣家の家紋と神社の三つ巴が入った提灯が掲げられている。

空海は1,200年間洞窟で修行を続けている。

・今も食事を1日2回運んでいて、精進料理だけではなくときにはパスタやコーヒーも。

高野山にはあえて完成させていない場所がある。

・大工が途中で作るのを止めているのは、完成しないことで永遠に続くことを願ってのもの。

高野山はお寺でありながら神棚、鳥居があり、八百万の神を大切にしている。

 

これらの「高野山トリビア」は、実に示唆に富んでいるように思う。

 

研修旅行初日の夜、現役生との研修会・対話は
生徒が自主的に企画したもので大きくは2部構成。

 

第1部は「古典を読む」事前に読んだ課題図書について、班ごとに意見を交わす。

第2部は現役生からの質問にOBが応える。

 

今の修猷生は漠然とした雲に覆われているように思えた。

自治、歴史、伝統、修猷魂。

その伝統の重みを感じられることこそが、
修猷館たる所以である一方、その伝統が生徒を苦しめている。

出口の見えないゴールを探す中で不安を感じている。

「自分の意見が言いにくい」
「周りの人にどう思われるかが気になる」
「やる気の無い人達にどう伝えて良いか分からない」
修猷自治が失われつつある中で、何を残すべきなのか」
「自分達は何に向かっていけばよいのか」

SNS時代の副作用もあるだろう。
私達の時代以上の息苦しさを感じているのかもしれない。

私はこんな話をした。

大運動会、ブロックの発足当初は
自分の意見を言うと「なんあいつ調子乗っとん」
みたいなことを陰で(聞こえてたけど笑)言われていた。

自分もそういう周りの声が気にならなかった訳ではない。

だけどそれでも言い続けることができたのは、
周りではなく先輩方を見ていたからだった。

横では無く縦を見ていた。

そちらの重圧の方がはるかに苦しかった。

でもね。

迎えた大運動会応コン本番。

「おいパネル下げろ」

後輩に指示する声がする。

その声の主は僕をバカにしていた連中だった。

僕の高校時代最大のハイライトはこのシーン。

あれだけ冷めた連中にだって情熱は伝わるんだ。

それは必死に自分がやり続けたから。

いつだって変えられるのは相手では無く自分だけだ。

だから行動するんです。

とにかく言うんです。
とにかくやるんです。

社会人になれば残酷な程、差が出ます。

意見を言わなければ、行動しなければ、
どんどんおいて行かれる。

修猷館の大先輩中村天風さんが「積極心」を説かれています。

私は特別成績優秀だった訳ではないし、
未だ社会に出て素晴らしい実績を残した訳でも無い

修猷館の卒業生の中では完全にアウトローです。

今回ここに来たときも

「で、何しに来たんだ?」

ある先生から言われちゃったくらいです笑

だけどね。

来ちゃったんです笑

私が、今日、この場所で皆さんの前にこうして居るのは
先輩方から教わった「積極心」ただそれだけです。

 

 

無茶苦茶忙しかったけど、来て本当に良かったと思うし、

私の方が現役生からたくさんの力を頂きました。


高野山から急ぎ戻って参加した糸島の会議は
完全アウェー、大失敗だった。

「お前が偉そうに言うことじゃない」

ある方にお叱りを受けました。

仰る通りでした。

遅刻して参加した上に、会議の状況を知らずに混乱させてしまいました。

大反省です。生徒達に会わせる顔が無い…

でもね。


「言いたいことが言える自分になってから言うのではいけない」


と私の中の修猷魂が言ったんです。

まず、行動が先。失敗したら修正すれば良い。

生徒達に話した言葉は、そのまま今の私自身への言葉だった。

 

その行動が世のため人のためであれば

そのために変わり続けることを変えなければ

きっと空海が選んでくれる。

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いつもお世話になっているカレントのモーニングが変わっていました。

 

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I山先生有難うございました。わざわざお越し頂いたのに不在で申し訳ございませんでした。